第四回 栄養教諭食育研究大会は、令和2年8月21日に多治見市において開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の危険性を鑑み、誌上大会と致しました。大会誌として会員へ配布した「栄養教諭食育研究会誌第4号」の概要を記載致します。
テーマ | 「エビデンスを創出できる栄養教諭を目指して」 |
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大会内容 |
(1)巻頭言 「新しい時代に応じた栄養教諭を目指して―できないときにできること―」 (2)提言 「新型コロナウイルスで子どもたちが給食を食べることができない! ~このようなとき栄養教諭に期待したいこと~」 (3)研究発表 ①(福島県) 「小・中学校教職員の食育への意識と食に関する指導の現状」 ②(富山県) 「児童生徒の牛乳摂取状況と朝食の主食別食事内容」 ③(岐阜県) 「栄養教諭が教職員と連携し食育を推進するための学校への関わり方」 ④(滋賀県) 「学校給食における献立内容や調理形態からみた食塩相当量について」 ⑤(島根県) 「小・中学生の朝食における副菜接収の実態と意識」 ⑥(広島県) 「主食の残食率から考えられる塩分減少の方法」 ⑦(香川県) 「小・中学校の教職員の食育に関する意識の比較」 ⑧(鹿児島県) 「小学生における噛むことに関する給食指導の効果」 (4)研究発表(ポスター発表) ①「オリーブオイルの特性と和食の給食への活用」 ②「伝統野菜の食育活動への利用と展開」 (5)第3回 栄養教諭食育研究大会の内容紹介 ①基調講演 「学校給食摂取基準について」 ②パネルディスカッション「美味しい給食作りを目指した調理場の運営」 (6)賛助会員展示 株式会社AIHO・アルファ-食品株式会社・株式会社SN食品 |
全国11県の会員の皆様が、第4回栄養教諭食育研究大会が開催されることを楽しみにし、先生方のご指導を何度も頂きながら大会での発表を目指して1年間取り組んできましたが、社会情勢を考え、本年度は誌上大会とさせていただきました。
大会において発表される予定の研究内容と併せて第3回研究大会の講演内容、パネルディスカッションでの討議の内容を、「栄養教諭食育研究会誌第4号」に詳細に収録いたしました。各県の発表はいずれも現在の学校給食の課題解決を考える上で、必要性の高い魅力的な内容となっております。また、文部科学省 食育調査官 清久利和様から「学校給食が出来なくなってしまった今こそ、栄養教諭に期待される指導・・・」について、具体的に4点にまとめて提言としてご教示いただきました。ぜひ参考にして頂きたいと思います。
多くの栄養教諭の皆様、給食関係者の皆様が、栄養教諭食育研究会誌及びホームページにより本会の活動や研究内容をご理解いただき、会員としてご参加くださるようお願い申し上げます。